昨日コロナによる解雇のおおよその数字がわかったので書きました。
直接的には事業の経営の不手際ではないので、業績悪化を食い止めるには経済政策が必要です。
GoToキャンペーンの波及効果があれば少しは景気が上向くという期待が持てそうです。
そこで先月発表された数値から現在の状況を推測してみたいと思います。
観光庁の発表によれば9月中旬の時点でGoToトラベルキャンペーンを利用した人の数は延べ1689万人でした。
割引支援額にすると735億円ぐらいの額になります。
GoToトラベルの予算としては宿泊旅行では7300万人分を確保しているようですので、延べ人数ベースで考えると4分の1ぐらいを消化したということになります。
一月ほど経ちますので現在の数値はもっと伸びているはずです。
その前の公表値は8月末時点で1339万人ですので、宿泊旅行だけで半月ほどで約300万人ほど増加しています。
単純に考えても今月までで600万人は増加していると思いますが、営業自粛などが解除されているので実際にはもっと利用者数は伸びていると思います。
9月から少なくとも700万人以上利用者は増えているのではないでしょうか。
これに宿泊以外の利用者も加わることになります。
割引額以上の経済効果は期待できるのではないかと思います。
ただ一方でGoToイートキャンペーンも実施され両キャンペーンで相乗効果を生むはずですが、一部の利用者の中にネット予約をして補助額より少ない額しか使わないといういわゆる「鳥貴マラソン」という現象が生じています。
鳥貴族にネットで予約を入れ、焼きトリ一本を注文して1000円を貰うということを繰り返すという利用方法です。
制度自体から言えば違法ではないのですが景気を良くしていこうという時に取るべき行動とは思えません。
お店も困っているようですので、店内では貴族らしく振る舞いましょう。
GoToトラベルのおおよその経済効果
公開日 : / 更新日 :
「解雇は塞翁が馬」