元ソフトバンクの社員が転職先の楽天モバイルへ5G回線の技術情報を持ち出したとして逮捕されてしまいました。
楽天モバイル側は「現時点までに従業員が前職で得た営業情報を弊社業務に利用した事実は確認されておりません。ご心配をおかけしていることは誠に遺憾です。捜査に全面的に協力するとともに、厳正に対処して参ります。」というコメントを出しています。
容疑としては不正競争防止法違反ということになります。
退職日に技術情報を持ち出し、翌日転職しています。
ということは在職中に転職の話が決まっていたことになります。
こうなると転職の条件として技術情報を持ち出すことを条件としていたのではないかと誰もが感じてしまうのではないでしょうか。
ただ転職先で優位に仕事を勧めたいなどの動機であった場合には個人的に行ったという可能性も否定できません。
楽天モバイル側が技術情報を要求していたとなれば、産業スパイを行わせたと言われても仕方ありません。
反対に楽天モバイル側が全く関知していなかった場合には、むしろソフトバンクでの在籍期間の方が長いわけで、技術情報を持ち出すとは社員教育はどうなっているのかとソフトバンク側が非難されるべき問題とも言えます。
真相はおいおいわかってくると思います。
技術情報の流出を防ぐことはできませんでしたが、流出したということを早く特定できたことが不幸中の幸いかもしれません。
5G回線を使って技術情報が流出する日が来ないことを祈りたいと思います。
スピード回線技術の流出でスピード逮捕
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