東京都に蔓延防止等重点措置が適用されていますが、3度目の緊急事態宣言が出されようとしています。

これに伴い東京都では飲食店での酒類提供を終日禁止にするように要請するという話が出ています。

確かに飲食や買い物だけでなく、飲酒を伴う会食が感染の原因になっていることは否定できません。

ただ、この要請が出てしまった場合飲食店への影響はかなり大きくなってしまいます。

特にお酒を出すお店の場合、食事よりも飲酒で利益を上げているお店もあるからです。

更にお店でお酒が提供できなくなるとお店で買って外で飲んだり、家で飲むといういわゆる宅飲みが増える可能性もあります。

こうなると緊急事態宣言が解除されて元通りというわけには行かなくなるのではないかという危惧もあります。

現在お店ではお酒が安く売られています。

自分でお酒を買って家などで飲んで安く済すますという経験をしてしまった場合、緊急事態宣言が解除されてたとしても今までと同じようにお店でお金を払って飲むことに抵抗が出てきてしまう層がいるのではないかという心配です。

自由にお酒が飲めるようになった開放感から客足が戻るという可能性もありますが、割高感を持ってしまった人の場合財布の紐がきつくなるという可能性もあります。

決してお酒を飲むことを勧めるわけではありませんが、これからビールが美味しくなる季節ですので飲食店への打撃は大きいと言えるでしょう。

テイクアウトの強化など飲食店は様々な努力をしていますが、長期的に見て経営戦略の練り直しが必要になってきそうです。