ウーバーイーツの配達員が大阪で書類送検されてしまいました。

容疑は貨物自動車運送事業法違反の疑いです。

125ccを超える自動二輪や軽自動車で、他人の荷物を運ぶには国土交通省への届け出が必要です。

普通自動車で一般貨物運送事業を始めるのであれば、国土交通大臣又は地方運輸局長から許可を受ける必要があります。

いずれにしても許認可が必要で排気量が125ccを超える自分のバイクで勝手に配達を始めるというわけにはいかないのです。

自転車の場合はこのような届け出や許可という制度がないので、気軽に仕事を始められる方法ではあります。

個人の自家用の車両はいわゆる白ナンバーと言われるものです。

これが届け出をしたものは自動二輪なら緑ナンバー、軽自動車なら黒ナンバーになります。

ウーバーイーツでもアカウントを作る際にはナンバーを確認しているようです。

そのため今回もウーバーイーツが白ナンバーの使用を認めていたというわけではなく、自転車や原付で仕事を始めた人が、途中で勝手に自動二輪を使用しはじめていたようです。

このような行為は無届けや無許可の営業となるだけでなく、他にもリスクがあります。

車両を使った事業では事故に備えて保険に加入するのが通常ですが、このような無届け、無許可営業で事故にあった場合は保険が下りない可能性が高いのです。

このリスクの高さは個人であっても事業主なら避けなければならないはずです。

気軽に配達を始めらるため、法規制等についても気軽に考えがちですが、個人事業主としての自覚を持って法規制にも注意しなくてはなりません。