アフガニスタンがアメリカ(U.S.A)軍の撤退によりタリバーンによって制圧されています。
タリバーンは新たな政権を作ることになります。
カブール空港近辺ではテロが起こり、犠牲者も出ています。
そんな中、元イギリス(U.K)軍人ペン・ファーシングさんがアフガニスタンで設立していた動物保護施設にいた犬や猫を、クラウドファンディングで用意したチャーター機で国外へ逃がそうとしています。
これについては人間も国外へ脱出するのが困難な中、「人よりも動物を優先するのは間違っている」として英のベン・ウォーレス国防相はファーシングさんに対する非難に同調するコメントを出していました。
ところがその後、ファーシングさんの下で働くアフガニスタン人スタッフの出国を許可し、ファーシングさんが動物を連れて出国することも許可しました。
ファーシングさんが付けた作戦名は「方舟作戦」です。
キリスト教国らしい命名なので、イスラム教徒を刺激しないことを祈るばかりです。
世界史の中で、三枚舌(二枚舌)外交で有名なのがイギリス(U.K)です。
中東が揉めるのには様々な要因がありますが、イギリスの三枚舌外交も、その一因となっています。
ただ、今回のような二枚舌なら歓迎できそうです。
もともとインドを支配下に置いていたイギリスはアフガニスタンとも戦争をしてきた関係にあります。
イギリスではトルコに難民施設を作る計画などもあり、散々もめてきたので今回は人道的な支援を行うつもりなのか、何らかの利権のために新たな二枚舌外交なのかは、これからのアフガニスタン情勢やイギリスの外交政策を見てみないことには判断が難しいところです。
許せる二枚舌
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