自動車の自動運転技術の開発が進んでいます。

東京パラリンピック選手村でも運行していましたが、残念ながら接触事故が起きてしまいました。

接触事故を起こしたのはトヨタ自動車が開発したeパレットという自動運転バスです。

接触したのは柔道代表の日本人選手です。

完全な自動運転下ではなく、横断歩道の前で一時停止し、その後手動運転に切替えた直後に事故は起きたようです。

ただし、接触時に手動操作状態だったか、自動運転だったかはわかっていないようです。

スピードも殆ど出ていなかったようですが、視覚障害のある選手だったこともあってか約2週間ほどの怪我を負ってしまい欠場するようです。

運行させる場所が悪かったのではないかという印象です。

パラリンピックの会場では、避けるべきではなかったかという気がしてしまいます。

既にこの自動運転バスも相当な技術で開発されていると思いますので、実用的には問題ないレベルなのだと思います。

メーカーも選手も誰も得をしない結果となってしまいました。

メーカーだけでなくパラリンピックの選手村で自動運転バスを運行させた運営側にも、この運行が適切だったかどうか検証をしてほしいと思います。

このような事故が起きると、法的な責任としても手動操作をした運転手の責任なのかメーカーの責任になるのかということは既に問題になっています。

選手村内なので公道ではありませんが、これから公道で自動運転が実用化した場合も同様の問題が出てきます。

自動運転技術の問題だけでなく法整備の必要性が高まっている問題でもあります。