台東区の行政書士事務所、リーガルコネクトです。
地元台東区は外国人も多く、新型コロナウィルスの感染には気をつけなければならない地域といって良いと思います。
ただ、日本にいる外国人は日本人とあまり変わらないということも言えそうなので、感染リスクは外国人に限ったことではありません。
その台東区で今日ホームレスの人達に対する新型コロナウィルスのワクチンの集団接種が行われました。
台東区の担当者は「区内に住んでいて接種を希望する方には、可能な限り接種の機会を提供していきたい」と述べているようですが、行政機関だと住所は住民票で定まるため、ホームレスについては住所が確認できていないので、当自治体の住民ではないなどと言いそうなところです。
ところが台東区では上記のような対応をとっています。
とても良いことだと思います。
ホームレスの人達の安全だけでなく、ホームレスを含め、住民同士での感染拡大を防止する意味でも、ワクチン接種が行き届かない層がいない方が好ましいと思います。
もちろん全ての人が接種しなければならないわけではないため、健康上の理由などにより接種できない方はやむを得ないと思います。
ホームレスの人にワクチン接種の案内を届けようと思っても住所がないわけです。
そこでホームレスの支援団体と連携してワクチン接種のチラシを配ったのも、うまく対応できていると思います。
かつて山谷と呼ばれた地域を抱える自治体であるため、現実と向き合った対応が取れているいるのかもしれません。