ガソリン価格が高騰しています。

以前このブログでもガソリンの入れ逃げ事件が起きたことを書きました。

このまま寒さが本格化すると灯油などの価格にも影響してくると思います。

新型コロナウィルスでの緊急事態宣言が解除され、感染者数も下火になってきたことから経済活動が本格化しようとしてる矢先に、ガソリン価格の高騰が続くとあらゆる産業に影響が出ても不思議はありません。

そこで政府は、ガソリン価格が一定水準を超えた場合は、石油元売業者に価格抑制のための補助金を支給を考えていることを明らかにしました。

財源としては予備費から支出される予定です。

コロナ対策など支出が増える中、ガソリン価格の抑制にもお金が必要になってくると、財源の予備タンクも空っぽになりそうな気がします。

石油業界も新型コロナウィルスの流行により需要減を見込んでいたと思いますので、石油をたくさん確保しているという状況にはないのだと思います。

そのため「玉切れ」に近い状態になっているのではないでしょうか。

かと言って他の産業に回った原油から精製したガソリンが出回ってしまっては、流通体制が崩れてしまいます。

政府もこの辺の事情は承知していて、価格抑制のために直接お金を投入するという判断なのだと思います。

新潟で池が黒くなるほど石油が湧き出しているというニュースが流れていましが、残念ながら今回の状況を変えるには質も量も不足しているため、雀の涙にもなりません。