新型コロナウィルス流行の影響により、外国人の入国制限がかかることがあります。

その意味では入国してくる外国人の数が平常時よりは少なくなっています。

すでに入国している外国人の中には、元々不正入国だったり、在留資格の期限が切れて不法滞在になる人もいます。

何らかの理由で不法滞在となると、入管施設に収容される事が多いです。

入管施設に収容されると、すぐに退去強制になるか、しばらく施設で暮らすことになるかはわかりません。

長期収容が問題になる原因でもあります。

新型コロナウィルス流行の影響により入管施設に収容されている外国人も、仮放免になることが増えています。

普段から仮放免という制度はありますが、コロナ感染を避けるため、一旦仮放免にして施設内の人数を減らすことがあるのです。

この様に仮放免になっても、入管へ出頭義務が課せられたり、外へ出ても就労できないなどの制限があったりします。

働けないに外へ出されても外国人としても困るわけです。

働けないので問題を起こしたという人もいるわけですから、収容施設から出されて、どのように生活していくか普通に滞在している外国人よりも厳しい状況に置かれます。

このような仮放免になった外国人を支援するため、愛知県でイベントが開かれています。

仮放免中の外国人が、母国の料理を振る舞っているのです。

ただし、普通に料理店を開いてしまうと就労していることになってしまうので対価は取れません。

お客さんは募金で料理のお礼をすることになります。

募金されたお金は仮放免中の外国人の支援に役立てられることになります。

就労できない外国人を支援する一つの方法だと思います。