自営業特に、飲食業界については新型コロナウィルスの影響により逆風が吹いているとって良いのではないでしょうか。

飲食業を始める際、何屋さんをするのかは非常に重要になります。

自分自身がやりたい、あるいは興味があるといったことも重要ですが、儲かるかどうかということも大切になります。

飲食業の廃業率はとても高いため、原料の原価率などはとても重要なのです。

そういった事も含めて、お店の選択をする場合、1つの候補として挙がるのが粉もの業界です。

典型的にはお好み焼き屋さんやたこ焼き屋さんといったものになりますが、ここへ来て原価率を低く抑えられると言われている粉もの業界にも小麦粉の高騰という試練が訪れています。

ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシアからはもちろん、ウクライナからも輸入しづらくなっているからです。

これに加え悪いニュースが入ってきました。

インドが海外への小麦粉の輸出を一時停止すると発表したのです。

小麦粉の値段が上がっているなら売れば儲かるのでは、と考える方もいらっしゃるかもしれません。

物が沢山あればそのとおりなのですが、インドは小麦の成長時期の気温が高かったこともあり、小麦粉の収穫量が減ることが予想されているのです。

そのためインドの商工省は国内の供給量を確保するため、一時小麦粉の輸出を停止します。

これにより世界は益々小麦粉不足になります。

ロシアのウクライナ侵攻に端を発していますが、小麦粉争奪戦争などが起きないことを祈るばかりです。