マイナンバーカードの普及が目標どおりには進んでいません。
業を煮やしたというわけではないと思いますが、新たな利用方針が打ち出されました。
現在、登録すればマイナンバーカードを健康保険証としても利用できますが、政府は将来的には健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化する方向で検討に入りました。
骨太の方針に盛り込まれています。
現在の健康保険で会社の保険と国民健康保険の切り替え時など、病院の受診を控えたりしている人がいるかも知れませんが、マイナンバーカードの場合、切り替え時に保険証がなくても受診することができます。
マイナンバーカードに一本化されれば、健康保険の切り替え時の手続きもスムーズにできるようになると思います。
そのためにはマイナンバーカードの普及だけでなく、病院側のカードリーダの普及なども進めなくてはなりません。
現在その費用分としてマイナンバーカードを健康保険証として利用すると3割負担の人で、初診時21円、再診時12円、医療費が上乗せされています。
本来、国が病院や薬局の設置費用を補助できれば問題ないのですが、新型コロナウィルスの影響もあってか使える財源が少ないようです。
マイナンバーカードに限らず、何かしようとすれば、先立つ物はお金なので財源がないと事が先に進みません。
マイナンバーカードの保険証は新型コロナウィルスの検査や治療にも使えるのですが、そのコロナのせいもあって、普及が遅れる事態となっています。
健康保険証がマイナンバーカードへ一本化へ
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「打ち出の小槌」