国内で過去最大規模の在留カードの偽造拠点が摘発されました。

逮捕されたのは、中国人や日本人を含む男女6人です。

茨城県のベトナム人ブローカーに偽造在留カードを提供した疑いもあります。

警視庁を始めとする合同捜査本部が押収したパソコンの中からは、約2万人の顧客データが見つかっています。

偽造に使う道具や材料も見つかっていますが、ホログラム500枚も押収されています。

以前は偽造在留カードだということがわかりやすかったのですが、現在はホログラムも含め、見た目ではほとんど区別がつかないうえ、在留カードの番号を調べても有効と表示されるものがあるので見分けるのが困難です。

偽造在留カードに手を出す外国人は、正規の在留資格を取得したくても取得できない人が多いですが、中には正規の手続きが大変で費用もかかるため、安易に手を出す人もいると思います。

しかし、一度捕まると退去強制になるだけでなく、次にいつ日本に入ってこられるようになるかはわかりません。

一定期間の経過は、最低限入国できないということであって、一定期間すぎると入国できる権利に変わるわけではないのです。

一定期間を経過しても、法務大臣の裁量によって入国を拒否される可能性もあります。

宣伝も兼ねて言います。

在留資格の取得には行政書士をご活用ください。

合同捜査本部では中国本土に指示役がいると見て捜査を進めています。

偽造拠点が見つかるたびに、中国にいる指示役の存在が指摘されますが、一体何人いるのかは不明なままです。