イギリス(U.K)の科学雑誌ネイチャーによれば、今から200万年ほど前の北極圏に豊かな生態系があったかもしれないという研究が発表されました。
デンマークやイギリスのメンバーを含む国際研究チームが、グリーンランドの200万年前の地層から、泥や鉱物を採取し、DNAを分析したものです。
技術的にも200万年前のDNAの分析に成功したのは、世界最古の記録となります。
植物ではシラカバやポプラなど100種類以上のDNAが検出されました。
動物では絶滅したマストドンに加え、トナカイやうさぎのDNAが見つかっています。
古いDNAは分解され、そもそも存在しないか、解析不能になることが多いですが、今回は鉱物に付着することで、分解が防がれていたようです。
この頃北極はN極だったのでしょうか、それともS極だったのでしょうか。
北極と南極は20万年から30万年ごとに、N極とS極が入れ替わってきたと言われています。
いゆわるポールシフトと呼ばれる現象です。
前回起きたのが、約80万年前なのだそうで、それを考えると、いつN極とS極が入れ替わっても不思議はありません。
当然入れ替われば、今あるコンパスはN極が南を指すことになります。
電気設備や電気製品に影響が出るかもしれません。
地球が大きな電磁石のような状態になっていて、磁力により、地球上の降り注ぐ、宇宙線などの放射線が防がれているとも言われているので、危険が生じるかもしれません。
いずれにしても、そのような環境変化を乗り越え、現在の生物が存在していることになります。