昨年、サッカーのワールドカップの大会がありました。
日本は、スペインやドイツを破るなど健闘しましたが、クロアチアに破れ、おしくもベスト8進出はなりませんでした。
スポーツといえば、様々な競技で、上位に進出してくるのがアメリカ(U.S.A)です。
しかし、サッカーではあまり聞きません。
同じフットボールでもアメリカンフットボールの方が盛んなためか、サッカーはこれまで強豪国とは言いにくい状態でした。
そのアメリカも、だんだんサッカースタイルが変化して、実力をつけ始めています。
身体能力が高い人が多い国なので、競技が盛んになったら強くなるのは早いのではないかと思います。
そのアメリカでちょっと変わった動きがありました。
昨年、アメリカのサッカー連盟は、選手会とアメリカ代表チームの男女の報酬格差を無くすという労働協約を結んだのです。
FIFAのワールドカップの賞金を男女で同じにするというのは初めての試みのようです。
ただ、ここに至って「平等」とは何なのかという問題に改めて直面します。
報酬に男女で差があるというのは理不尽な気もしますが、同一の報酬が重要になってくるのは、あくまで同一労働の場合です。
スポーツ選手の場合、男女で同一労働と言えるのかどうかが微妙です。
身体能力や技術など、差がある場合もあるからです。
これが、男の方が上なのだと言いにくい女性選手も出てきていることが、問題をさらに複雑にします。
いずれにしても賞金が同じなら分前は同じであっても良いと思います。
これが、これからのワールド標準になっていくのでしょうか。