ここ数年、サンマが不漁だということを、このブログの記事でも書き続けています。

原因は不明ですが、地球温暖化の影響により、海水温が上がり、ハワイ近海にいるサンマが、日本の近くまでやって来ないことが原因という説もあります。

札幌で開かれた北太平洋漁業委員会で、北太平洋全体で漁獲高が25%削減されることになりました。

北太平洋漁業委員会はロシア、中国、韓国、日本、台湾、バヌアツ、アメリカ、カナダ、EU、の9の国や地域が加盟しています。

今回の合意により、仮にサンマがたくさん日本にやって来たとしても、獲り放題というわけにはいかなくなりました。

このように漁獲高に制限を設けても、サンマが増えるかどうかはわかりません。

仮に予測されているように、原因が海水温にあるとすれば、獲らないことよりも、海水温を下げる努力が必要ということになります。

温暖化防止のためCO2の排出を下げる努力が続いていますが、未だサンマの数の回復には至っていません。

原因としては、海水温である可能性はありますが、北太平洋漁業委員会の加盟国を見ると、世界のかなりの地域にわたっているので、世界的な不漁といっていいと思います。

海水温が高くなり、日本近海にやって来ていないだけなら、世界のどこかにいるはずですが、世界的な不漁となると、どこにもいない可能性もあります。

もし本当にいなくなっているなら今回の規制は効果があるはずです。

いずれにしても、漁獲高の制限により、サンマの数が、早く回復してほしいものです。