マイナンバーを使って、コンビニエンスストアで住民票の交付を受けることができますが、このサービスで、プログラムの不具合があり誤って他人の住民票が交付される事案が発生しています。
河野デジタル担当大臣は、このサービスの停止を要請しました。
今のところ、原因はマイナーンバー自体ではなく申請が同時に重なった時に、データの処理がうまくいかず、順番がずれて印刷されてしまうことが原因と発表されています。
不具合が修正されるまでサービス停止ということなのでしょう。
こういうニュースを伝えると、サービス利用者が減ってしまうかもしれませんが、マイナンバーについては今日から新たなサービスが提供が開始されます。
スマートフォンに署名用及び利用者証明用の電子署名が搭載できるようになるのです。
どういうことかというと署名用の電子証明書や利用者証明用電子証明書は本人が希望する場合にマイナンバーカード(プラスチックのもの)に搭載されているので、このような電子署名が必要なサービスについては、マイナンバーカードがないと利用できませんでした。
このマイナンバーカードに搭載されている電子証明書をスマートフォンに搭載することで、「マイナンバーカードなし」で不マートフォンがあれば利用できるようになるのです。
ここでいう「マイナンバーカードなし」という表現の意味には注意が必要です。
今のところ、マイナンバーカードの交付を受けなくても利用できるという意味ではありません。
先程書いたように、これまではマイナンバーカードに搭載されていたわけですから、一度マイナンバーカードの交付を受けることで、マイナンバーカードに搭載されていた電子署名をスマートフォンの中に入れることができるようになったと考えてください。
要するに、電子証明書をスマホに入れれば、マイナンバーカードの交付は受けているが、持ち歩いていなくてもスマホがあればサービス利用できるようになるという意味です。
ただし全てのスマートフォンで利用可能なわけではなく、まずはAndroidからのサービス開始になります。
i-Phoneについては、そのうち利用できるようになると思います。