マグネットおもちゃについて一定の基準を満たさない商品の製造販売が6月19日から禁止になります。
磁石が付いていれば全て禁止というわけではありません。
ご存知のように、乳幼児は小さなものを直ぐに口に入れ、飲み込んでしまいます。
パチンコ玉のような磁石のおもちゃがありましたが、子供がこれを複数飲み込むことによって、それが腸内でくっつき、腸壁が破れたり、腸閉塞を起こしたり、手術をしなければならないケースもあり、問題になっていました。
他にもジェル状の小さなおもちゃを飲み込んで、体内の水分で膨らみ腸が詰まるという事故も起こっていました。
そのため政府は、一定の基準を満たさない製品の製造、販売を禁止する政令を閣議決定しました。
3.17センチ未満のものは、誤飲しても体外に排出される磁力以下になるよう基準が省令で定められ、6月19日から施行される予定です。
ジェルボールについても、3.17センチ未満のものは、50パ-セントを超えて膨らまないように基準が設けられます。
既に買ってしまっている場合、現行の商品を所持していても違法にはなりませんが、子供の周りからはなくした方が良いでしょう。
子供で問題になったということは、ペットなども飲み込んでいた可能性があります。
おもちゃに限らず、釣り糸や釣り針などで動物が被害にあう場合もあります。
人間が作ったもので、理由もなく動物が命を落とさぬよう、身の回りの危険なものは取り除くようにしましょう。