金継ぎがちょっとしたブームになっているようです。

金継ぎとは陶器などが壊れた時に、漆でつなぎ合わせ金粉できれいに見せる技術をいいます。

陶器を一から作るとなるとろくろなどが使えなくてはならないため、敷居が高い感じがします。

既にできている陶器を自分で直すなら失敗しても、自己責任と諦めがつきます。

もちろん諦めきれないような高価なものなら職人さんに頼めばよいのです。

その金継ぎを学べる教室が地元台東区の浅草にもあります。

外国人の中にも興味を持つ人がいるようです。

金継ぎには漆を使うので、少し前は漆器の技術を身につけた職人さんが、本業の片手間で行っていたようです。

ところが、漆器の売上が減るにつれ、金継ぎを本業にする職人さんも現れるようになりました。

そのような職人さんいわく、漆器の売上が減っているため、今では金継ぎ職人での儲けの方が漆器を作るよりも多くなっているそうです。

2016年には熊本地震がありました。

その際、熊本県では多くの陶器が壊れました。

その壊れた陶器の修復を支援をしたのが石川県の修復技術を持った職人さんたちです。

その石川県が、少し前から地震で揺れています。

輪島の漆器は地震でも壊れないかもしれません。

しかし、地震によるダメージはあるので、今度は別の形で石川県を支援する必要があるのではないでしょうか。

北陸には様々な洗練された技術があります。

無理に買わなくても、お金を払う価値のあるものはたくさんあるはずです。