2023年7月から9月期の国内総生産(GDP)の2次速報が発表されました。

新型コロナウィルスの行動制限も解除され、5類に移行したため、平常時に近い日常生活になってきています。

円安も手伝って、海外からの旅行客も増えています。

景気は上向くかに見えましたが、実際にはそうでもないようです。

前期に比べ、0.7%減という状況です。

猛暑のうえ、暑さが続きました。

ありそうな流れとしては

(☓)猛暑→汗をかく→衣類が売れる

となりそうですが、

実際には

(◯)猛暑→外出しない→衣類が売れない

となってしまったのです。

円安による物価高騰のため、食品などの日常必需品の消費も減ったようです。

結局、新型コロナウィルスによる制限が少なくなった状況も、円安により相殺されてしまった感があります。

ただ、その分輸出は好調になるはずですし、海外からの旅行客も戻ってきています。

景気が良くなった分野から賃上げに繋げ、国内消費につなげていけば、プラスに転じることも不可能ではありません。

個人的には、リモートワークなどが広がったこともGDP減少に繋がっているのではないかと思っています。

リモートワーク用の設備を整えることでは消費につながるのですが、やはり人が動かないとその分、消費は減るように思います。

一度設備を整えてしまった後は尚更です。

寄り道、無駄遣いが、景気を押し上げる1つの要因なのかもしれません。

少々GDPが下がったからといって、消費を控える必要など無いです。

先行きを考え、慎重になるかもしれませんが、売上減少により退場を余儀なくされる事業者がいたとしても、それに代わる新たな材やサービスが生み出されれば、健全な新陳代謝が行われていることになります。