木原誠二元副官房長官の妻の元夫が死亡したことに関連して、当時捜査に当たっていた元警部補の男性が、事件性があったにもかかわらず、圧力により捜査が打ち切られたと警察を批判していました。
この捜査自体が不審な点があったことによる再捜査でしたが、このようなマスコミの報道を受け、遺族が告訴状を提出し、再々捜査が行われました。
その結果、事件性はないという捜査結果が、東京地方検察庁に送付されました。
ただ、再々捜査と言っても実態がかなり怪しいのです。
既に捜査し尽くしたとして充分な再々捜査が行われていないのではないかと思います。
警察が、捜査したがらないということはよくあることですが、事件性があるとして捜査にやる気を見せていた(元)警部補が警察を辞めることとなり、捜査継続がされず、事件性があるかどうか怪しいままになるのは非常に残念です。
結果的に事件性はないということもありうるのですが、自殺で矛盾はないという表現自体が、事件性を積極的に調べたものとは思えません。
捜査に対する圧力についても、警察庁長官自体が否定していますが、現在の警察庁長官が、当時の事情を知っているわけではありません。
事件性があったというのが間違いなら人権問題にもなりますが、公人の身内だからこそ、きちんと捜査すべきなのだと思います。