野菜の中には、国民生活に重要な指定野菜というものがあります。
指定野菜になると、一定の消費が見込まれるようになります。
指定産地が決められ、指定産地は指定された消費地域に出荷する義務が生じます。
その代わり、指定野菜の栽培には補給交付金などが支給されるようになります。
人気投票ではないため、それほど入れ替わりはありません。
2026年から、ブロッコリーが指定野菜になることが決まりました。
1974年のじゃがいも以来、久しぶりの新しい指定野菜になります。
ブロッコリーはこれまでも指定野菜に準じる特定野菜でした。
低糖質、高タンパクの野菜です。
健康の維持にはうってつけの野菜です。
ゆでて放置すると、臭みが出ることがあるので、きれいに洗ってレンチンするのがおすすめです。
マヨネーズを付けて食べても美味しいですが、あっさりした味なので旨味が強いものとの相性も良いです。
にんにく炒めはもちろん、干しエビなどと炒めても美味しいです。
このニュースを伝える記事の中で、茎と葉と表現しているものがありました。
ブロッコリーの主に食べる部分、もっさりしている部分は、蕾にあたります。
花になる部分です。
実際、花が咲くこともあります。
そのため、正確に言うと葉っぱの部分を食べているわけではありません。
農家にとってもメリットがあります。
重たい野菜よりも収穫しやすいので、近年の高齢化に伴って転作する農家も増えているのです。
たくさん生産されるようになって、値段が下がることに期待したいと思います。
値段が下がったときに、国からフォローを受けやすくなるのも指定野菜の強みです。