愛媛県今治市の消防本部に設置されている消防ドローン隊DICS(ディックス)が強化されます。

ドローンは現在の2機から4機になります。

一部の飛行許可が不要になる二等無人航空機操縦士の資格を有する操縦員も新たに4名養成する予定です。

能登半島地震では家屋の倒壊や道路が寸断されて、現地の状況がどうなっているかの把握が難しい状況がありました。

このような事態に対処するため、今治市は消防ドローン隊を強化するのです。

特に、太平洋側は南海トラフ巨大地震が起きる可能性が指摘されていて、地震が起きたときに大きな被害が予測されています。

能登半島地震では火災も起きているため、地震発生時の消防活動の重要性が再認識されていました。

30kgまでの荷物を運べる物流ドローンも1機導入される予定なので、機材の運搬や、場合によっては救援物資の投下なども可能になってくると思います。

現在導入されているドローンでも200倍ズームのカメラとスピーカーを搭載しているので、もはやロボではないかと思ってしまいます。

ヘリコプターは山火事などで活躍することはありますが、プロペラの下降気流がすごいため、街中での活動には向きません。

ドローンであれば小回りがききます。

カメラも搭載可能なので、現場の状況を確認し、無線で指示を送るといったことも可能になってきます。

情報の収集から現場への物資の運搬までドローンの幅広い活躍が期待されます。

予算が必要になってくることですが、導入に反対という人の方がむしろ少ないのではないでしょうか。