連続企業爆破事件の容疑者とされていた桐島聡が、重病となり死亡直前に名乗り出て、世間を騒がせていました。
未だに指名手配犯の手配書として、名前と顔写真は、駅などいろいろな場所に貼られています。
殺人未遂事件の容疑者として指名手配されていた金成行容疑者も逮捕されました。
手配書では桐島容疑者の隣に写っていた男です。
更に、2005年に三鷹の居酒屋副店長の男性を殺害した容疑で指名手配されていた上地恵栄容疑者が死亡していたことがわかりました。
事件のから数カ月後の18年前に、すでに遺体が発見されていましたが、身元が特定できていませんでした。
おそらく、どちらも偶然ではなく、今回の桐島聡の件で、普通に生活していたことがわかったことから、一般の人の意識も高まり、情報提供があったことや、警察内部でも指名手配犯の身元確認がし直されたのだと思います。
指名手配となって、しばらく捕まらなければ日本国内にいないか、何らかの理由で死亡したものと考えられてしまうのだと思います。
重大事件の容疑者でさえ、他の事件の容疑者の逮捕や身元確認に役立ってしまうのは因果なものです。
残る指名手配犯についても、似た人がいるなどの情報があれば情報提供しましょう。
ちなみに、指名手配犯は容疑者段階の人間がほとんどですので、仮に海外へ逃亡していたとしても公訴時効が進行することはありません。
何年逃亡していても、日本に帰ってくれば逮捕されることになります。
国内で逃げている場合は、公訴時効が完成する可能性がありますが、近年重大犯罪について時効期間が見直されるなどの改正が行われています。
様々な情報がデジタル化され、刑事事件の証拠についても、時間が経って風化するということが無くなってきています。
更に、時効制度の見直しが必要かもしれません。