イスラル（イスラエル国）のネタニヤフ首相に対して、パレスチナ自治区のガザ地区への攻撃において戦争犯罪が行われた容疑で逮捕状が出る可能性が出てきています。
国際刑事裁判所（ICC）の検察官が、関係者から事情を聴取しているという報道がなされています。
他にもイスラエル軍の高官に対しても、逮捕状が出る可能性があります。
ネタニヤフ首相は、アメリカ（U.S.A）のバイデン大統領に逮捕状阻止への協力を依頼したようです。
ガザ地区の病院への攻撃がありイスラエルはハマスの拠点があったとしていますが、多数の遺体を埋めた後が確認されるなど、戦争犯罪になっているなのではないかという疑いが出ています。
バイデン大統領は逮捕状が出る兆候自体を否定していますが、様々な方面からICCに逮捕状を出すよう圧力がかかっているようです。
この問題を巡ってはアメリカ国内でも学生のデモなど抗議運動につながっています。
単なる外交や人種という問題を超え、人道的な立場から、国内外からのイスラエルへの反発が高まっているのです。
かつてホロコーストを経験したユダヤ人ですので、二度と被害に合いたくないという気持ちが強いのはわかりますが、反対に他国民を直接攻撃してしまっては、今度は自分たちが戦争犯罪者となりかねません。
民間人も犠牲になりかねないのが戦争ですが、ハマスが潜伏しているので攻撃するというなら、軍人に対する攻撃であると評価されなければ、国際社会からも理解は得られません。
