今日、羽田空港の第1ターミナルの駐機場でJAL(日本航空)の旅客機同士の翼が接触する事故がありました。

滑走路利用上のルールとしては一方が停止した後に、もう一方が動き始めるという事になっているようです。

そのため、今回の事故は、どちらかのパイロットのルール違反ということになりそうです。

ただ、羽田空港といえば、滑走路で飛行機同士が接触し炎上した事故が記憶に新しいところです。

先の炎上事故では、接触された飛行機に乗っていた人に犠牲者が出てしまいましたが、炎上した旅客機側の乗客は全員避難でき、海外からも称賛を浴びました。

以前の印象としては空港で飛行機同士の接触事故が起きるという印象は、ほとんどありません。

空港内での事故については、天候や管制、パイロットの操縦ミスなど様々な原因が考えられます。

どちらも羽田空港で起きた事故なので、最近変わったことはなかったかと考えてみると、1つありました。

東京の街中の上空を飛行機が飛べるようになったことです。

これにより、羽田空港では、飛行機の離陸後や着陸の際の侵入経路が変わったため、空港を効率よく利用できるようになっています。

滑走路の利用方法の変化によって、離発着の数やタイミングは変わったはずです。

このような変化が事故に何か影響しているのか、気になるところです。

JAL(日本航空)は、飛行機の出入り口1つにつき、CAを1人配置する体制に変更することを決めています。

安全に対するありがたい配慮ではあるのですが、それだけ何か危機感があるのでしょうか。