日本列島は南北に長いです。

今日は、地政学ならぬ、地理とスポーツの関係について考えてみたいと思います。

といっても取り上げるのは沖縄県です。

沖縄県は、日本でも暑い地域に属します。

暑いとじっとしていたくなる感じがしますが、様々なスポーツが盛んです。

海も綺麗なため、水泳が盛んでも不思議ではありませんが、沖縄から有名な水泳選手が出ることは殆どありません。

速いどころか、泳げない人が多いのです。

素潜りなど得意な人もいますが、本島の人が思っている以上に、カナヅチの人が多いのです。

野球は盛んです。

野球が盛んになる環境は揃っています。

暖かい気候のため、プロ野球のキャンプ地になることが多いからです。

戦後、甲子園大会が開かれた時、沖縄から総理大臣が出るのが早いか、甲子園で優勝するのが早いかと言われましたが、甲子園の優勝の常連といっても過言ではない成績を残すようになっています。

しかし、社会人野球では優勝経験がないのだそうです。

様々な理由が考えられますが、本土から遠いというのも理由の1つのようです。

遠征に費用がかかるため、県内のチーム同士でしか、対戦しにくくなるためです。

とはいっても、同じような環境にありながら、強さを見せているスポーツもあります。

バスケットボールです。

暑さとはあまり関係ないと思います。

高校バスケは秋田県が強いからです。

宮城県や青森県にも強豪校があります。

しかし地域性からいえば最近九州勢も強いので、東北や九州が強くなる理由があるのかもしれません。

プロチームとしては、琉球ゴールデンキングスがあります。

琉球ゴールデンキングスはBリーグでの優勝経験のあるチームです。

今シーズンも優勝争いをしています。

こちらはプロスポーツですので、練習環境も、それなりに整えられるということも強さの理由でしょうか。

ボクシングでも強い選手を排出しています。

空手が盛んなことは関係しているかもしれません。

球技が得意と言いたいところですが、ボクシングは球技ではありません。

パンチングボールがあるので、無関係とはいえませんが、少し苦しい気がします。

野球もバスケットボールもボクシングもアメリカ(U.S.A)で盛んなスポーツという共通点があります。

米軍基地が多く存在し、戦後早くから、アメリカ人のプレーが見られたというのも強さの理由かもしれません。