大阪市の教育委員会が市内の小学校で61時間プールの注水を止めなかったミスがあったことを公表しました。

損害額は算定中です。

かなりの額になると思います。

全国の学校で同様のミスがちょくちょく起こっています。

担当教員が損害賠償をすることになったケースもあります。

担当者だけの負担とするのはあまりにも気の毒のため、最近では校長との折半で賠償するケースが多くなっています。

ミスが起きないような体制を確立することも重要です。

注水作業を手続き化し、複数の人間でチェックするようにするなどの方法が考えられます。

それでも、注水しっぱなしや誤ってプールの水を抜いてしまうなどというミスは起きがちなので、担当者が賠償という解決以外の方法も検討した方が良いのではないかと思います。

学校では他にも許されないミスというものがあります。

例えば中学校での担任による生徒の高校受験の願書の出願ミスです。

出願期間を過ぎてから受験を認めてもらうというわけにもいかないので、最悪損害賠償ということにならざるを得ません。

これらのミスを、ミスとして損害賠償請求する労力も損害のようなものです。

教師も仕事に責任を持たなければならないのは当然ですが、体育教師やクラス担任だけが大きな経済的リスクを負うというのも不公平であるうえ、ミスに対する被害が大き過ぎるように思うのです。

そこで、保険の活用を検討した方が良いのではないかと思います。

最悪の場合に賠償をスムーズに行い、それが担当者教員の負担を軽減することになっても不合理なケースとは思えないからです。