お盆です。

多死社会を迎え、葬儀の形も変わりつつあります。

宗教感の変化から、葬式不要と遺言して亡くなる方も出てきています。

これまで、信仰があるので葬儀をするか、無宗教なので葬儀をしないかといった選択しかなかったように思います。

ブライダルデザイナーの桂由美さんが亡くなりました。

桂さんは、生前「お葬式なんていらないから、その代わりにショーをしてほしい」と言い残していたそうです。

そのため、追悼ファッションショーが開かれました。

新しい葬儀の形として、とても斬新だと思います。

するか、しないかというより、これまでと違った形でも良いということです。

葬儀は亡くなった方のためだけにあるのではありません。

病死の場合は、遺伝的に近い親族に対して、同様の病気に注意を促すという実益もあります。

亡くなった方というより、生き残った知り合いが、心の整理をするきっかけにもなります。

それを考えても、桂由美さんのファッションショーは、これからの新しい葬儀の指針になるのではないかと思います。

ただ、大勢の人が集まると費用もかかります。

高齢になってくれば、香典などを気にして出席を見送るという人もいると思います。

ここからは想像上の話になりますが、バーチャルな葬儀なら、これらの問題を解決できる可能性もあります。

一定期間、ネット上で閲覧できるようにして、メールやSMSでURLを送り、閲覧者が参加者という葬儀です。

交通費もかからないというオマケつきです。

浮いた経費は、その一部を投げ銭(言い方良くないか)で、お花代として入金してもらうというのもありかもしれません。

香典返しはアマギフなんて時代もやって来るかもしれません。