長崎県長崎市でイスラエル(イスラエル国)とパレスチナ(パレスチナ国)の若者が、日本の若者と一緒に平和祈念式典に参加しました。

長崎市の平和祈念式典では、イスラエルの大使に招待状を送らなかったことが、欧米諸国の欠席を招いて問題になっていましたが、認定NPO法人「聖地のこどもを支える会」が主催する「平和の架け橋」プロジェクトで、イスラエルやパレスチナから来た若者が、一緒に平和祈念式典に参加しました。

対立の歴史や紛争状況からすれば、目の前の相手を攻撃したくなっても不思議ではありません。

しかし、そのような状況の中で育ってきたので、攻撃しあうだけでは何も解決しないということも分かっているのだと思います。

長崎という地に、お互いの対立感情を持ち込まないようにすべきだということも分かっているのだと思います。

今回日本へ来た若者は、生まれた時から紛争状態を経験してきているので、ある意味日本人よりも平和を望む気持ちが強いかもしれません。

長崎という地が、紛争当事国の若者にとって、相互理解と対話の場になってくれることを願うばかりです。

イスラエル人もイスラエルでも、犠牲者が出ていることから、ガザ地区への攻撃に辟易してきている感があります。

ガザ地区の犠牲者も、ハマス側当局の発表によれば、4万人を超しているといいます。

攻撃の手段だけでなく、収め方を知らないと、ずるずると紛争が続いてしまいます。

収め方が形式的に体系化されているのも日本の武道の良いところです。

来日した若者には日本の様々なものを見聞して、争わないためのきっかけを見つけてほしいと思います。