アメリカ(U.S.A)大統領選で舌戦が繰り広げられています。

大統領選のテレビ討論会の中でトランプ氏がオハイオ州スプリングフィールドの移民が地元住民のペットを食べていると発言し、ファクトチェックにより、そのような事実はないとして司会者から訂正されました。

この発言ばかりが取り上げられているので、あまり知られていませんが、実はこのテレビ討論会では、カマラ・ハリス氏もトランプ政権下での雇用喪失について誇張した表現を用いてファクトチェックが行われ、警告を受けています。

政治家の発言は影響が大きいため、ファクトチェックの重要性が再認識されています。

日本でも最近自民党の総裁選に立候補した高市早苗氏が、「選択的夫婦別氏を実現するという政策を掲げた候補者の中に、旧姓では不動産登記ができないと答えた方がいたが、不動産登記できます。」と発言し問題になっていました。

ファクトチックが行われ、今年4月から、不動産登記では、旧姓を併記できるようになったというのが事実です。

つまり旧姓のみで不動産登記することはできませんが、現在の姓(氏)に加え、旧姓を併記できるようになったのです。

手続きを考えればわかりますが、不動産登記では、手続き上添付書面として戸籍や、住民票の写しなどが必要になり、これらの書類で氏名の確認が行われます。

この点についての大きな改正はありませんので、当然、これらの書類で現在の氏名とされていない旧姓のみでの登記は、今のところできないのです。