天高く馬肥ゆる秋です。

馬でなくても食べ物がおいしい季節です。

昔から言われて来たことですが、気候に関しては現在、「天高く」の部分の期間が短くなっているように思います。

暑さがずれ込み秋が短くなった感じがします。

それでも、今年はマツタケがたくさん採れているのだそうです。

キノコ類にとっては、良い環境が整ったのだと思います。

良いことばかりではありません。

東京都の青梅市(青海じゃないです)や福生市の公園で毒キノコのカエンタケが見つかっているのです。

もちろん、猛毒なので食べてはいけません。

ただ、カエンタケは、見るからに毒キノコなので、食べようとする人は少ないのではないかと思います。

厄介なのは、触っただけでも、皮膚がただれてしまうのです。

食べようとは思わなくても、興味本位で子供が触ってしまったり、散歩中にペットがカエンタケに触れてしまうことはありえます。

カエンタケの毒は、トリコテセンという毒で、神経系に影響を与えたり、多臓器不全になってしまう可能性もあり、最悪命を落とすこともあるので注意しましょう。

赤やオレンジ色で、キノコによくみられる傘はありません。

イメージとしては地面から小さなサンゴが生えているような感じのキノコです。

直に触ってはいけません。

棒などで、ツンツンするのも避けましょう。

手がただれることはありませんが、胞子が飛ぶと、それを吸い込む可能性がありますし、何より増えてしまう可能性があるからです。

君子危うきに近寄らずです。