昨日の記事で、「列福」という言葉を使いました。
列福というのは、キリスト教のカトリックの言葉で、死後に教皇に認められて、聖人の前の福者という地位に並ぶことを言います。
亡くなられた医師の矢島さんはクリスチャンだったようで、私は宗派までは知らないのですが、ご両親はプロテスタントのようですので、矢島祥子さんもプロテスタントだとすると、実際に福者とされることはないのかもしれません。
ただ、生前の活動からすれば、同じキリスト教の福者に名を連ねても不思議ではない人ではなかったかと思い、ブログの記事のタイトルに使用しました。
日本人にはあまりなじみがありませんが、キリスト教国では、パンをキリストの肉体、ワインを血液に例えることがあります。
今日はそのワインの話題です。
ワインはヨーロッパが有名ですが、日本のワインもかなり評価を上げています。
ブドウの産地、山梨県などで良いブドウが採れ、醸造技術も進んでいるため、本場の人が飲んでも、日本のものとは気づかれない程のレベルになってきています。
ワインといえばワイン蔵で保管されるというのが相場ですが、静岡県沖の駿河湾の海底でワインを熟成させる実証実験が行われています。
海底には光が届きにくいため、ワイン蔵と同じような薄暗い環境が保たれます。
潮の流れによる、わずかな揺れも、ワインの熟成に役立つようです。
180本を沈めていたようですが、約1割ほどは割れていたそうです。
試飲した人の感想では、海底熟成ワインは、まろやかな味なのだそうです。
焼津の魚を食べて、気分がよくなったら、それは割れた分のワインを飲んだ魚なのかもしれません。