年末年始に寺社仏閣を訪れる人も多いのではないかと思います。
冗談みたいな話ですが、賽銭にもキャッシュレスの波が押し寄せているそうです。
現に、東京の増上寺では、本人確認が済んでいる人限定ですが、PayPayで賽銭がお供えできるそうです。
賽銭は額は重要ではないということが言われていますが、賽銭箱への入れ方は、そっと入れるのではなく、音がするくらいの勢いがあった方が良いのだそうです。
それを考えると、キャッシュレスで金額だけ動くのでは意味がないような気がしますが、お賽銭を受け入れる方としてはメリットも大きいようです。
まず、小銭を持たない人が、賽銭を供えることをあきらめることが減ります。
次に賽銭箱へ投げ入れるための順番待ちが減ります。
混雑緩和にも役立つことが考えられるのです。
更に、小銭を金融機関に預け入れるのに、手数料を取られることが増えているので手数料が節約できます。
確かに、ATMでもすべての機械で小銭が取り扱えるわけではありません。
金融機関としても面倒な小銭を取り扱うなら手数料を取らなければ見合わないということだと思います。
最後に、盗まれないように管理したり、頂いたお賽銭をカウントするという必要もなくなります。
これらを考えると、メリットしかないような気がしますが、神様の方からすれば、キャッシュレスでは意味がないと思うのではないでしょうか。
信仰心やお作法も、現実に押し切られる時代なのだと思います。