茨城県警笠間署が、会社員の女性と保育園職員の女性に感謝状を贈りました。

行方不明の70代の女性の保護に役立ったことによるものです。

この2人は、協力して探したわけではありません。

会社員の女性は、防犯アプリから届いた行方不明者情報が、近所であることから、帰宅途中に車を止め、あたりを探し、行方不明の女性を見つけました。

一方、その少し前に、雨の中、傘を差さずに、路側帯を歩いている女性を見かけた保育園職員の女性は、帰宅後防災無線で、さっき見かけた女性と似た特徴の人が行方不明だと知り、見かけた場所まで戻りました。

こうして、2人の女性が同じようなタイミングで、行方不明者の保護に役立ったのです。

他人に無関心な人が増えているように思うのですが、アプリや防災無線で、近所だと知り、わざわざ探してくれる人がいるのですから、世の中捨てたもんじゃありません。

行方不明となった女性は、歩いているうちに、どこにいるかわからなくなってしまったようです。

特に暗くなってくると、知った場所でも、方向や場所を見失うということはあります。

会社員の女性は、車上荒らしにあった経験から防犯アプリをダウンロードし、確認していたようです。

保育園職員の女性は、ご自身も高齢の親御さんがいるため、日頃から防災無線を聴くようにしていたようです。

それにしても、防災無線や防犯アプリというのはこれだけ即効性があるものなんですね。

近頃は認知症で、行方不明になる人が増えているため、尚更、気にしてくれている人も多いのかもしれません。