インドが、国際社会の中で、独自路線を維持しているように見えます。

我が道を行くといった感じです。

インドは、アメリカ(U.S.A)のトランプ大統領が前回大統領だった頃ぐらいから、保護主義を掲げ、外国から自国へ、製造業の誘致を進めて来ました。

その一環として輸入製品には高い関税をかけてきたのです。

トランプ大統領は、この関税に不満を示しています。

世界の国へ関税障壁を設けようとしているのに、よく言えたものだと思いますが、トランプ大統領の場合は平気です。

インドでは、アメリカに留学する人も多く、優秀な人も多いため、そのまま移民としてアメリカに住み続ける人もいます。

そのような人の多くは、正式な在留資格に基づいて滞在しますが、一部不法移民もいます。

トランプ大統領は、不法移民に対しては厳しい態度を見せていますが、インドに対しては他国と同じようにはいきません。

インド人の機嫌を損ねて、アメリカから出て行ってしまえば、売りにしようとしているアメリカのAI開発にも支障が出てしまうので、交渉のカードに使えるぐらいです。

関税の問題や貿易の問題は一度の交渉で解決できるものでもありませんが、インドへのアメリカの武器売却を増やすということに、妥協点を見出したようです。

F35がインドに売却されることになると思います。

いわゆるステルス戦闘機です。

インドは国際指名手配されているロシア(ロシア連邦)のプーチン大統領を入国させ、身柄を拘束せずにロシアに帰国させています。

そのような国に、最高機密レベルの戦闘機を売却して大丈夫なのかと思いますが、インドは、このようにアメリカとも友好関係を保とうとしています。

共産主義の赤にも、アメリカ共和党の赤にも染まりきらないインドのしたたかさがうかがえます。