アメリカ(U.S.A)のカリフォルニア州で、スターバックスで提供したホットドリンクの蓋がきちんと固定されていなかったことで客が重度のやけどを負ったとして訴えていた裁判の評決がありました。

陪審では、スターバックス側に5000万ドル、日本円で約74億円の賠償を支払うよう命じました。

この手の裁判はアメリカで、たまにあるようです。

賠償額も今回のように多額になります。

重度のやけどだと体に痕が残ってしまうことがありますが、それが74億円の被害だとは考えにくいです。

企業側も普通74億円も支払えば経営が立ち行かなくなっても不思議ではありません。

スターバックス側も損害賠償額が過剰であるとして上訴を考えているようですが、アメリカの陪審の感覚が普通とは思えません。

反対に、日本では、今回のようにやけどをして治療をした場合はともかく、精神的損害の場合、損害が認定されにくかったり、額が低くなる傾向にあると思います。

認めないというより、損害の有無について証拠が残りにくいということなのだと思いますが、被害状況の認定から、損害額をもう少し広く認定してもよいのではないかと思います。

損害が生じて不思議ではない状況が認定できているのであれば、いくらぐらいの額が相場なのか、実際の損害との齟齬はあるにしても、そのような相場観の形成を試みてもよいのではないかと思うのです。

アメリカのような国にはしたくないですが、精神的損害についてある程度の値踏みができるということも、社会的な価値観の表れといえると思うのです。