建設業がこれまでとは異なる危機を迎えています。

建設コストが上がっているのは、ご存じの方も多いと思います。

高い報酬で受注できるとなると、かなり儲かっているのではないかと考える方もいると思いますが、現実は必ずしもそうではないようです。

帝国データバンクの統計によると、昨年2024年の倒産件数は過去10年で最多だったようです。

建設資材や人件費の高騰などが原因のようです。

契約内容にもよりますが、契約後に建設資材の値段が上がると、そのしわ寄せは下請け業者に行っているのではないかと思います。

職人の高齢化が懸念されていましたが、人手不足で倒産というケースもあります。

工事の必要性はあるため、各事業者が引っ張りだこのようにも思えますが、実際には、高い報酬を支払ってもなかなか人手を確保することが難しいというのが現実のようです。

厄介なのは一度建設業界を離れる人がいると、すぐには人を育てられないということです。

特に事故などの危険がないようにするには、それなりの経験が必要です。

近年、以前あまり考えられなかったような事故が建設現場で起きることがありますが、新しい建設工法が開発され、それに伴う事故が発生している可能性に加え、新しい工法に不慣れな人や経験が浅い人が作業に加わっているからという原因も考えられます。

もちろん造るもの自体をきちんと造れる能力も必要とされます。

建設業者が減り、建設コストが更に上がると、既存の建物の価値も上がり不動産バブルにつながる可能性もあります。

一部地域では既にその傾向があるようですが、不動産バブルの崩壊は経済全体の不況の引き金を引いてしまう可能性があるので注意が必要です。