台湾有事の際に、先島諸島から避難する人を九州と山口の8県に、11万人受け入れるという計画が進められています。
台湾と石垣島などの近さを考えれば避難しなければならない状況というのもありえなくはないかなと思います。
観光、宿泊業界を総動員し、受け入れ態勢を整えようとしています。
ただ、受け入れを要請された側は戸惑っているようです。
まず、想定が、平時に先島諸島から避難してくることを想定しているようですが、先島諸島から避難しなければならない状況は、すでに戦争に近い状態ではないかと感じている人もいるようです。
確かに、台湾有事か、尖閣侵略かはともかく、先島諸島から避難しなければならないというのは、相当の危険が生じている状態のように思えます。
更に、受け入れの際は、日本国内の旅行客に自粛要請をかけ、宿泊施設が全室空室の状態を想定しているようですが、そんなに空室が確保できるかどうかにも疑問を持っているようです。
もっともだと思います。
従業員自身の安全も考えると、受け入れ時に、従業員が受け入れのために就業できるかという問題もあります。
宿泊の際は、災害救助法に基づき1泊3食付きで7千円が支給されることになりますが、宿泊自粛を要請する旅行客を泊めた場合は、倍以上は稼げることを考えると、同等の条件提示がないと受け入れに協力するというのは難しいようです。
しかし、同じ日本人が避難するのに、「受け入れない」と断るわけにもいかず、このように疑問を感じる状況を前提とした避難計画が、戸惑いながらも進められているという状況です。
いろいろ問題はありますが、このように有事の避難計画に現実離れしたところがあるというのも平和ボケする程、現在の日本が平和だということかもしれません。