アメリカ(U.S.A)とロシア(ロシア連邦)が、UAE(アラブ首長国連邦)で、それぞれの国で、犯罪を犯したとされる人の交換を行いました。
この手の取引の場合、囚人交換と表現されることが一般的ですが、これには少し抵抗があります。
今回交換された人の場合、本当にその国の犯罪を犯しているのかもしれませんが、この手の罪で捕まる人の中には、国策的に犯罪者として身柄を拘束されてしまう人がいるからです。
そういう人を囚人と呼んでよいのか抵抗があります。
両国は、これからウクライナ問題をはじめ、両国の外交問題を含め、様々な問題について交渉する必要があります。
そのための、信頼関係の構築のために行ているといってもよいと思います。
ただ、やっていることはマフィアとあまり変わらないように見えます。
信頼を裏切るかどうか確かめているわけです。
交渉にあたったのは、トランプ政権で解体論まで飛び出した、CIA(アメリカ中央情報局)です。
この辺りにも、トランプ政権のご都合主義が表れている気がします。
ただ、世界の平和にとっては、良い兆しもあります。
このように、両国の歩み寄りが実現すれば、核軍縮などにつながる可能性があるからです。
実際トランプ大統領は、核軍縮の話をロシアに持ち掛けているようです。
もちろんトランプ大統領のことですから、世界平和のためというより、核の研究開発、製造、管理に割く、軍事費を削減したいだけだと思います。
ウクライナとの戦争で、疲弊しているロシアも乗り気のようです。
動機は、決して平和なものとは言えませんが、世界平和につながるなら、動機を問わず核軍縮を進めた方が良いのかもしれません。