大阪・関西万博が開幕しました。

並ばない万博というのが売りになるはずでしたが、早速、入場が2時間待ちという結果になってしまいました。

パビリオンの予約が取りづらいなどの問題点も見えてきました。

中でも不評なのが、オールジェンダートイレです。

個室になっていて、男性、女性の両方が使用できるというものです。

個室であるとはいえ男性がトイレを使用する空間にいるというのは女性からしたら使いづらいと思います。

オールジェンダートイレは大阪・関西万博だけのものではありませんが、まだまだ一般的とは言えないと思います。

そういうものをいきなりイベントで造っても、利用しづらいということは、分かってもよさそうです。

どのようなリスクや問題点があるのかすらよく分からないからです。

使用せざるを得ないトイレで、このような試験的な試みはするべきではなかったのではないかという気がします。

造るにしても、もう少し一般に認知度が上がってからでないと、利用できないトイレが存在するだけになってしまいます。

オールジェンダーにしたことが、かえって女性のトイレ事情を悪くする結果になってしまいます。

日本は、昔男女混浴であったり、現在も家族で同じトイレを使うというのは普通ですが、外で男女が共通のトイレを使うということに抵抗がある人は多いと思います。

また、オールジェンダーであることを示すトイレの表示もわかりにくく、男女別のトイレには長蛇の列ができているようです。

結局、長い列ができていることで男女別トイレと分かり、あまり並んでいる人がいないことでオールジェンダートイレだとわかるという皮肉な結果になっています。

開幕早々、ネガティブなことばかり書くのは気が引けるので、良い点についても触れようと思います。

パビリオンの内容についてはショボイという評価もあるのですが、建物は予想以上に良いと評価する人もいるようです。

評判の良いパビリオンを見つけて優先的に回ると楽しめそうです。

ただ、そういうパビリオンこそ予約が取りづらいのかもしれません。