中国(中華人民共和国)では、日本を留学先に選ぶ人が増えているようです。
中国での大学受験は一発勝負が現状ですので、激しい受験競争を避け、日本の大学受験を選ぶ人もいるのです。
これまでは、アメリカ(U.S.A)留学を選ぶ人も多かったようですが、米中関係の悪化や、円安も手伝って、日本が有力な候補になっているようです。
それに伴い、替え玉受験などの問題も生じています。
受験者本人と、替え玉となって実際に試験を受ける人間の顔をAIで合成した写真を使うという手口も出てきています。
米中関係の悪化だけでなく、尖閣諸島をめぐる日中関係も緊張が高まっています。
国同士のトラブルになる可能性もありますが、更に別の問題にも注意が必要です。
国同士の関係にかかわらず、留学先に日本を選ぶように、中国側の政治事情や経済事情によって、日本に出国しようとする中国人が増えた場合に、人の数が多いだけに、大変なことになる気がします。
現在、インフレにより、キューバ(キューバ共和国)から、アメリカをはじめとする海外へ、大勢の人が出国しようとしています。
同じようなことが中国で起こった場合、単に帰国させればよいというものでもありません。
100万人以上の単位でやって来た場合、退去強制といっても、一体いくら費用がかからるか、すぐに想像つかない程です。
そうならないように、入国禁止などの措置が取られるのかもしれませんが、日本の移民政策や台湾有事の問題とは別に、シミュレーションが必要なのだと思います。