アメリカ(U.S.A)のトランプ政権が、ハーバード大学の留学生の受け入れ資格を取り消すと発表して、混乱が広がっています。

ハーバード大学側は、取り消しの差し止めを求める申し立てを行い、連邦地方裁判所は留学生の受け入れ資格の取り消しを一時停止する決定を下していました。

これについては、世界の大学もすぐに反応し、中国(中華人民共和国)の香港科学技術大学が、いち早くハーバードの留学生の受け入れを表明しています。

日本の大学でも、受け入れを表明しているところが出ています。

もともと、アメリカの大学に在学していても、短期留学などで海外の大学に留学することはあります。

そのため、海外の大学の教育事情を知ることができるのも留学生を受け入れる大きな意味の1つです。

ハーバード大学で、学んでいた学生を受け入れることは、本格的に海外の大学の教育事情を、更によく知る機会となるかもしれません。

アメリカの大学は卒業が難しく、入学することはそれ程難しくないといわれることがありますが、ハーバード大学となると、入学することもとても難しいといってよいと思います。

そのため、ハーバード大学の学生を受け入れることは、日本の学生にも良い刺激になると思います。

大学の学生の受け入れ人数は、施設のキャパシティもあるため、思っている程、ユルユルではありません。

それでも、何とか予算を確保すれば、新たに学生を受け入れる余地はあるということだと思います。

日本の少子化なども手伝っていると思います。

それにしても、トランプ政権は、留学生だけでなく、公的機関の見直しや、研究者への冷遇といった問題も起こっているため、トランプ政権交代後も影響が残るような政策を実施してしまっています。

学問的な基盤、特に科学技術分野での空洞が起きるのではないかという懸念が現実になろうとしています。