様々な催しに、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が展示飛行を行っています。
国防に自衛隊が役立っていることを考えれば、素直に普段の訓練や催しでの展示飛行を評価したいと思います。
ただ、無条件に肯定したり、ファンを公言する人が多いように思いますので危機感も少し感じています。
展示飛行用の機体は、武器を装備している通常の戦闘機とは異なるため、人を攻撃するものとは異なると見てよさそうですが、それでも機体自体は戦闘機がもとになっています。
人を攻撃することがある武器を、無条件に喜んで見ている光景に少しは違和感を感じてもよいのではないかと思うのです。
国としては危機感をあまり持たれないように、アクロバット飛行など戦闘行為とは別の形で、国民へアピールしたいわけです。
人手不足は自衛隊も同じですから、自衛官の募集にも役立つことでしょう。
戦闘機に限らず、武器というものは、人の命を奪うものであっても魅力的な部分はあります。
機能美みたいなものがあるのかもしれません。
日本刀などの愛好家も、そういった魅力に取りつかれている部分もあるのではないかと思います。
ただし、やはり人の命を奪う可能性があるものは、その取り扱いと、距離をとることも必要になってくると思います。
単にかっこいいというだけでなく、飛ばなければ事故を含め人の命が奪われることはありません。
これは日本中どこでも同じです。
もともと、アメリカ(U.S.A)軍の基地の多く、中国(中華人民共和国)との緊張状態が高まり、戦闘機やヘリの離発着が増えているのが沖縄県です。
あれだけ自然の美しいところに、自衛隊やアメリカ軍の戦闘機やヘリが飛んでいることに違和感を持てる日本人でありたいものです。