今日は、参議院議員選挙の日でした。
選挙一色といってよいと思います。
これから開票作業が進み、結果が出てきます。
自由民主党の苦戦が、予測されています。
安倍元総理が凶弾に倒れ、岸田元総理が後を継ぎ、その後、同じ党ではあるものの、政治的には安倍さんと仲が悪かった石破さんが総理に就任しました。
難しい時期に、総理に就任し、がんばりはしたものの、そろそろ保守層からの不満が強まってくる頃です。
そこへきて、自民党の保守勢力は、派閥の解消も含め、勢いを削がれています。
そのため、野党の保守勢力に票が流れることが予想されます。
参議院で過半数割れということになれば、石破総理への責任追及も強まりそうです。
それでも誰なら大丈夫なのかというと、主導権を取りたい人がいるというだけで、任せて大丈夫と言える人の名前を挙げることが難しいと思います。
特に、アメリカ(U.S.A)との関税交渉の最中ですので、自民党内で政権争いになれば、アメリカにまともに相手にされなくなる可能性もあります。
保守的な考えが必ずしも悪いとは思いませんが、日本人ファーストを一旦は引っ込めた方が良い局面ではないかと思います。
ただ、この流れは日本だけでなく、多様化の時代に、海外を含め右派勢力の台頭が目立っているというのが、世界の趨勢になってきています。
国民国家の新たな対立のようにも見えますが、国民国家というよりも国益のために国家を意識せざるを得ないという、鶏が先か卵が先かのような話になってきている気がします。
海外では、暑さのために、運送中の卵からヒヨコが孵ってしまうということも起きているようですので、このような現実とも向き合わなければならないことを考えると、政治が解決しなければならない問題は、自然環境から貿易交渉まで多岐にわたります。
結局最後は、卵の値段を下げられるかどうかで決まるのでしょうか。