NHKで早朝に、「マルコ・ポーロの冒険」というアニメが再放送されています。
朝方、ずいぶん古いアニメを放送しているので、なぜだろうと思っていました。
もちろん、良い番組だからということなのかもしれませんが、現在、NHKでは過去の番組の保存に組織的に取り組んでいるからのようなのです。
そんなもの、放送テープが保存されているだろうと思うかもしれませんが、当時は、放送用のテープは、1本100万円ほどで高価だったため、何度も上書きして使用していたため、番組を問わず、案外残っていないのだそうです。
実際、この「マルコ・ポーロの冒険」も、初回と最終回の放送テープしかNHKには残っていなかったそうです。
間の回をどうしたかというと、一般の視聴者が、個人的に保管していたビデオテープや録音テープを提供してもらい、再放送が実現したそうです。
アニメの内容よりも、こちらの話に驚いてしまいました。
NHKでは、2013年に、番組発掘プロジェクトを開始して、ホームページなどで古い番組のビデオテープの提供を呼び掛けています。
一般家庭に、ビデオデッキが普及し始めたのが1970年代後半からなので、特に1970年代前半以前の番組は貴重なのだそうです。
同時期の他の番組のテープについて、お心当たりがある方は協力してあげてはどうでしょうか。
それにしても、視聴者の協力を得て再放送できるようになった、アニメ番組というのも感慨深いものがあります。
アニメ自体は、マルコ・ポーロの「東方見聞録」がモチーフになっていて、所々アニメの間に、放送回の地域の当時のシルクロードの実写映像が混ざってくる変わったアニメです。
早朝なので観ている人は少ないのではないかと思いますが、NHKにとって「黄金」の番組となるのでしょうか。