オーストラリアの南オーストラリア州で、現地時間の9月1日から小型のプラスチック容器の使用が禁止されます。

報道では、魚型の醤油容器と報道しているところもありますが、30ミリリットル以下の小型容器の使用が禁止されるので、魚の形をしていなくても使えなくなります。

プラスチックの使用を禁止する法律なのですが、小型容器以外の個包装は許容されるようです。

もちろん、醤油を入れるだけでなく、ソースを入れるものでも変わりません。

禁止されるのは、健康に対する影響などの理由ではなく、環境への配慮からです。

小型のプラスチック容器は、落ちやすく、路上や浜辺に散乱する原因になりますし、排水溝などを通って川や海に流れ込む危険もあります。

もちろん排水溝を詰まらせてしまう原因にもなります。

同様に、海洋生物が、誤飲する可能性もあるため、環境を重視するオーストラリアの自治体が、州法で禁止しても不思議ではありません。

容器は必要になるので、醬油やソースが使えなくなるということではなく、再使用可能な容器を使うか、容量の大きい容器を使うことになります。

つまり、小型容器が発明される前に戻ることになるわけです。

日本の報道で、特に魚型のしょうゆ容器が取り上げられるのは、これを発明したのが日本人だからだと思います。

はじめ、壊れる危険性がある容器から、小型のポリエチレン容器が発明され、弁当などへの添付とともに普及しました。

その後、お寿司用に魚型も開発されたようです。

大量消費から、環境への配慮や、持続可能な代替品のしようというのは、世界的な流れでもあるため、同様の動きは広がっていくかもしれません。