女性の社会進出が目に見えて増えています。
それだけ、これまで男性中心だったということも言えます。
男性中心社会の変革といえば聞こえはいいですが、女性になれば、良い方向に必ずしも変わるというものでもありません。
女性の社会進出が増え始めたころから感じていたことでもあり、また取って付けたように、特定の集団のメンバーに女性を選べばよいものではないということは折に触れて述べてきました。
最近、懸念していたことが実際に表面化してきているように思います。
例えば静岡県の伊藤市長の件です。
大学を卒業していないのに、大学を卒業したと偽物の卒業証書を見せていたわけです。
市長に必ずしも大卒の資格が必要だとは思いませんが、経歴を詐称する人が、市長でいてはいけないと思います。
職にとどまることに、合理的な理由はありません。
今回、群馬県の高崎市でも、女性市長が男性部下とホテルで密会していたことが明らかになり、本人もこれを認めました。
男女関係はないと説明していますが、部下の立場にある既婚男性と市長の立場にある未婚女性がホテルで密会するということ自体が不適切です。
偶然2人とも女性なだけで、女性がすべて経歴詐称や密会をするわけではありません。
ただ、これまで男社会で問題となってきた不正や不適切な出来事が、女性になれば、変わるというものではないということは言えそうです。
女性は駄目だと言いたいのではなく、女性の中にも優秀な人がいて、そういう人にはどんどん世の中に出てほしいと思いますが、同時に、これまで一部の男が行ってきたしょうもないことに、女性も手を染めるようになってしまう事態にならないかと懸念しているだけなのです。