イスラエル(イスラエル国)とハマスの戦闘は、一旦停戦合意に至っていました。
しかし、イスラエルはパレスチナ自治区のガザを空爆し、100人以上の犠牲者が出ています。
イスラエルは、ハマスが返還した遺体の一部が別人だったとして、ハマス側の停戦合意違反を主張しています。
ハマスの戦闘員への攻撃を名目に、ガザ地区への空爆を行ったのです。
仮に、ハマスの返還したイスラエル人の遺体の一部が別人だったというのが本当だとしても、そこからすぐに空爆ということには通常ならないと思います。
ネタニヤフ首相は、汚職の嫌疑がかかっていることもあり、ハマスを攻撃していれば、首相の座を維持できると考えているのではないかと思ってしまいます。
犠牲になっているのは、ハマスやガザ地区の人達だけではないと思います。
イスラエル国民も、ネタニヤフ首相の攻撃に賛成の人ばかりではありません。
今のままだと、イスラエル国民自体が、国際社会からは、国際指名手配されている首相の共犯のように映ってしまいます。
これまで、世界中でユダヤ人が、ひどい仕打ちを受けてきたことも事実だと思いますが、ガザの人々への攻撃によって、負の連鎖が生まれてしまっています。
ガザを攻撃すればする程、国際社会でのイスラエルの孤立が深まり、イスラエルの国民も反感を買ってしまううえ、パレスチナの国家承認などへつながっていきます。
停戦合意がなされガザに戻ったパレスチナ人が喜んでいたように、イスラエル国民の中にも元の生活に戻れるのではないかと思った人もいると思います。
本当の停戦がなされることを祈りたいと思います。

