ロシア(ロシア連邦)から、立て続けに物騒なニュースが入ってきています。

1つは、ロシアが、原子力推進の巡航ミサイル「ブレベスニク」の発射実験に成功したというニュースです。

原子力推進のため、射程距離は、ほぼ無制限なのだそうです。

ミサイル防空網をかいくぐっての飛行も可能とのことです。

ICBM(大陸間弾道ミサイル)の射程距離が、ロシアから、アメリカ(U.S.A)に届くということが話題になっていたところから、ほぼどこでも射程内に入ってしまうことになります。

更にもう1つは、同じく原子力推進式の潜水兵器「ポセイドン」です。

核弾頭が搭載可能なようです。

津波を起こせるうえ、攻撃対象の沿岸地域を核汚染させることで、壊滅的なダメージを与えることができるとしています。

どちらの兵器も、性能や精度についてはブラフの可能性もあります。

しかし、アメリカのトランプ大統領が、これらのニュースを受けてか、核実験再開の指示を出したということですので、完全なハッタリということではなさそうです。

ロシアは、これまでも最高速度がマッハ11を超えるといわれる中距離弾道ミサイル「オレシュニク」をウクライナに対して使用しており、新型の兵器の配備を次々に進めています。

一方で、ウクライナとの戦争で相当疲弊していることも確かです。

元々資源は豊かですが、経済力は大国といえる程ではありません。

軍事力についても、軍事大国という程の性能ではない兵器も多数存在していたことが露呈しています。

その裏返しとして、新型兵器の開発やそのアピールに力が入るのだと思います。