ネットの記事で、肺動脈性肺高血圧症について新薬が使えるようになり治療の選択肢が広がったという記事を読みました。

これについて少し書きたいと思います。

まず、肺動脈性肺高血圧症とは、体を巡って心臓に戻ってきた血液が、再び肺に戻るときに通る肺動脈という血管が細くなり、血管の圧力が上がってしまう国の指定難病です。

今年に入って、この病気を治療する新しい薬が使えるようになったため治療の選択肢が広がったという記事で見かけたのです。

それはそれで、よいことなのですが、個人的には、ちょっと注意した方が良いかなと思う部分があったので書きたいと思います。

病気の紹介部分で、歩くぐらいで息切れがするということや、検査で心肥大ぎみであることが分かったなど、経験者の話が紹介されていました。

肺に関する病気だと、呼吸器の病気だと思いがちだし、実際に呼吸器の病気ということもあるのだと思いますが、原因自体は膠原病(こうげんびょう)などの自己免疫疾患による突発性の症状で、この症状が出る場合もあります。

更に、肺動脈の血管が細くなることにより出る症状ですから、近い場所や、関連した臓器の血管が細くなったり、つまりかけたりすることで似た症状が出てくることもあるわけです。

つまり、心臓など他の臓器の血管が詰まりかけても、息切れしたり、心肥大の傾向が現れることがあるのです。

血管が詰まりかけて血液の循環が悪くなると、心臓が頑張って体に血液を送ろうとするため、心臓が大きくなることがあるのです。

このように、呼吸器の病気か循環器の病気かというのは、医者でもすぐには区別がつきにくいうえ、自己免疫疾患では人によって症状が出る場所が異なってくるため、これらの症状だけを記事で読んで、この病気かもと思うのは、避けた方が良いということです。

あくまで、検査のきっかけにするぐらいが良いと思います。

軽い運動で息切れしたり、健康診断で心肥大の傾向が見られたら、直ぐに大きめの病院で検査して原因を特定した方が良いということです。

症状が、どこに現れているかの違いぐらいで、いずれにしても命にかかわる病気の可能性もありますので、早めに検査しましょう。